セミナー室 / 環境DNA分析技術の現状 -実用に向けたさまざまな取り組みについて-
環境DNA分析技術の外来種対策への応用
印旛沼カミツキガメを例として
Vol.57 No.5 Page. 311 - 316 (published date : 2019年5月1日)
概要原稿
環境DNA分析技術は,新たな生態調査の手法としてさまざまな応用が試みられている.ここでは,印旛沼に繁殖,定着している特定外来生物カミツキガメを例に,外来種検出と分布調査への適用について紹介する.
リファレンス
- 1) 公益財団法人印旛沼環境基金編:“平成27・28年版 いんば沼白書”,公益財団法人印旛沼環境基金,2016.
- 2) 千葉県:“千葉県に於けるカミツキガメ防除実施計画書”,千葉県,2007年策定,2017年改定.
- 3) G. F. Ficetola, C. Miaud, F. Pompanon & P. Taberlet: Biol. Lett., 4, 423 (2008).
- 4) M. Miya, T. Minamoto, H. Yamanaka, S. Oka, K. Sato, S. Yamamoto, T. Sado & H. Doi: J. Vis. Exp., 117, e54741 (2016).
- 5) 山川 央,横山 覚,浅見結貴,柴田大輔:“特定外来生物カミツキガメの環境DNAによる検出の試み”,ConBio2017, 2017.
- 6) M. Miya, Y. Sato, T. Fukunaga, T. Sado, J. Y. Poulsen, K. Sato, T. Minamoto, S. Yamamoto, H. Yamanaka, H. Araki et al.: R. Soc. Open Sci., 2, 150088 (2015).
- 7) 山川 央,横山 覚,浅見結貴,柴田大輔,宮 正樹:“カメ由来環境DNAを検出するユニバーサルプライマーの検討”,第65回日本生態学会大会,2018.
- 8) C. M. Davy, A. G. Kidd & C. C. Wilson: PLOS ONE, 10, e0130965 (2015).
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