セミナー室 / プラスチックごみへの挑戦
深海よりスクリーニングしたプラスチック分解菌
生分解性プラスチックは深海で分解される?
Vol.58 No.3 Page. 181 - 187 (published date : 2020年3月1日)
概要原稿
プラスチックによる環境問題を解決するために生分解性プラスチックが開発・利用されてきたが,海洋なかんずく高圧・低温下の深海環境での分解性は想定されていなかった.本稿では,深海微生物による同プラスチックの分解性について解説する.
リファレンス
- 1) 藤倉克則,奥谷 喬,丸山 正(編):“深海調査船の観た深海生物”,東海大学出版,2018.
- 2) T. Sekiguchi, T. Sato, M. Enoki, H. Kanehiro & C. Kato: J. Jpn. Soc. Extremophiles, 9, 25 (2010).
- 3) T. Sekiguchi, T. Sato, M. Enoki, H. Kanehiro & C. Kato: JAMSTECR, 11, 33 (2010).
- 4) S. Sato, H. Maruyama, T. Fujiki & K. Matsumoto: J. Biosci. Bioeng., 120, 246 (2015).
- 5) C. Kato, A. Honma, S. Sato, T. Okura, R. Fukuda & Y. Nogi: High Press. Res., 39, 248 (2019).
- 6) 兼廣春之,関口峻允,加藤千明,佐藤孝子:特許第5504440号 発明の名称「新規微生物,および該微生物を使用して生分解性プラスチックの生分解性を試験する方法」(2014).
- 7) S. Yoshida, K. Hiraga, T. Takehana, I. Taniguchi, H. Yamaji, Y. Maeda, K. Toyohara, K. Miyamoto, Y. Kimura & K. Oda: Science, 351, 1196 (2016).
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