「化学と生物」文書館
キンチ,ケルネル,ロイブと日本の農芸化学曙時代 後編
ケルネル水田試験からロイブによる生物化学時代へ
Vol.51 No.9 Page. 638 - 644 (published date : 2013年9月1日)
概要原稿
日本の農芸化学の基礎を樹立したケルネルは世界の農芸化学者であった.彼の名は現在においても日本の「ケルネル田圃」,ドイツの「オスカル・ケルネル栄養生理研究所」として残され,追慕されている.
リファレンス
- 1) 熊澤喜久雄:肥料科学,10, 59 (1987).
- 2) 川崎一郎:“日本における肥料及び肥料智識の源流”,「日本における肥料及び肥料智識の源流」刊行会,1973.
- 3) 筑波大学付属駒場中・高等学校創立四十周年記念行事推進委員会:“駒場水田の誌”,1987.
- 4) H. Wagemann : Von der Deutschen Akademie der Landwirtschaftswissenschaften zu Berlin zur Akademie der Landwirtschaftswissenschaften der DDR 1951–1991.
- 5) 有吉修二郎:“農芸化学の100年”,日本農芸化学会,1987, p. 44.
- 6) International Oskar Kellner Symposium, Metabolic Flexibility in Animal and Human Nutrition, Warnemunde, Germany, September 9–11, 2011. Leibniz Institute for Farm Animal Biology, Schriftenreihe 19.
- 7) プロヘソールドクトルロイベ:農学会報,21, 67 (1893).
- 8) 熊澤喜久雄:肥料科学,10, 59 (1987).
- 9) 鈴木梅太郎:農学会報,34, 1 (1897).
- 10) 熊澤喜久雄:肥料科学,11, 31 (1988).
- 11) O. Loew :Bull. Coll. Agri. Imp. Univ. Tokyo,6, 161 (1904–1905).
- 12) ドクトル・オスカル・ロイブ:東京化学会誌,26, 538 (1905).
- 13) 麻生慶次郎:肥料研究界,36, 8 (1942).
- 14) オスカル・ロイブ:東京化学会誌,24, (1903).
- 15) ヲスカル・ロイブ,古田徳太郎訳:農学会報,54, 17 (1904).
- 16) 山下脇人:“農学者の恩人,古在由直博士”,古在博士伝記編纂会,1938, p. 84.
- 17) 鈴木梅太郎:東京農業大学開校十五年記念農友特別号,1914.
- 18) 坂口謹一郎:化学と生物,12, 36 (1974).
- 19) O. Loew : 農学会報,250, 608 (1923).
- 20) O. Loew : “Der Kalkbedarf von Mensch und Tier, Zur chemischen Physiologie des Kalks. Dritte, neu durchgesehene Auflage,” Munchen, 1924.
- 21) 璣水生:肥料研究界,33, (1939).
- 22) O. Loew : “Das Calcium im Leben der Haustiere,” O. Gmelin, Munchen, 1930.
- 23) ロイブ博士と麻生博士,肥料研究界,48, 26 (1953).
- 24) 古在博士伝記編纂会:“古在由直博士”,1938, p. 84, 267.
- 25) 坂口謹一郎:“わが師・わが友I”,みすず書房,1967, pp. 27–38.
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