バイオサイエンススコープ

「植物CO2資源化研究拠点ネットワーク(NC-CARP)」プロジェクトへの招待

Vol.51 No.9 Page. 645 - 649 (published date : 2013年9月1日)
齊藤 知恵子1, 福田 裕穂1
  1. 東京大学大学院理学系研究科

概要原稿

二酸化炭素排出による地球温暖化や,枯渇しつつある化石エネルギーなど,顕在化する地球環境問題を解決するためには,植物や微生物を利用した,循環型エネルギーや二次代謝産物の生産,さらにはバイオプラスチックをはじめとした高付加価値のバイオ素材開発などの,持続可能社会に向けての技術の開発が不可欠である(1, 2).植物は地上の二酸化炭素を,太陽エネルギーを用いて糖に代え,これをデンプン,炭化水素,セルロースなどとして蓄える.人間はこれまで植物を,長いものでは1万年の年月をかけて作物として品種改良し,食糧として利用してきた.

リファレンス

  1. 1) S. Chu & A. Majumdar :Nature,488, 294 (2012).
  2. 2) A. Carroll & C. Somerville :Annu. Rev. Plant Biol.,60, 165 (2009).
  3. 3) A. J. Ragauskaset al.:Science,311, 5760 (2006).
  4. 4) J. C. Liao & J. Messing :Curr. Opin. Biotechnol.,23, 287 (2012).
  5. 5) http://nc-carp.org/ http://nc-carp.org/
  6. 6) I. Gelfandet al.:Nature,493, 514 (2013).
  7. 7) http://nc-carp.org/newsletter/ http://nc-carp.org/newsletter/


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