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GPIアンカー生合成系における新規バイパス経路
酵母細胞を用いた脂質リモデリング系の解明

Vol.52 No.5 Page. 283 - 284 (published date : 2014年5月1日)
横尾 岳彦1
  1. 産業技術総合研究所生物プロセス研究部門

概要原稿

グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)は糖脂質の一種であり,膜タンパク質の一部は,GPIによって細胞膜の表層につなぎ止められている.GPIがあたかもタンパク質を係留する錨(アンカー)のような役割を果たすことから,このようなタンパク質は,GPIアンカー型タンパク質と呼ばれる.GPIアンカー型タンパク質は,マイクロドメインあるいは脂質ラフトと呼ばれる細胞膜上の特定の領域に組み込まれる.

リファレンス

  1. 1) P. Orlean & A. K. Menon : J. Lipid Res., 48, 993 (2007).
  2. 2) M. Pittet & A. Conzelmann : Biochim. Biophys. Acta, 1771, 405 (2007).
  3. 3) M. Fujita & Y. Jigami : Biochim. Biophys. Acta, 1780, 410 (2008).
  4. 4) M. Fujita & T. Kinoshita : Biochim. Biophys. Acta, 1821, 1050 (2012).
  5. 5) T. Yoko-o, D. Ichikawa, Y. Miyagishi, A. Kato, M. Umemura, K. Takase, M. Ra, K. Ikeda, R. Taguchi & Y. Jigami : Mol. Microbiol., 88, 140 (2013).


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