バイオサイエンススコープ
ゲノム編集食品の取り扱いに関するルール
ゲノム編集食品の取り扱い
Vol.60 No.3 Page. 150 - 153 (published date : 2022年3月1日)
概要原稿
ゲノム編集食品は外来遺伝子がゲノムに存在しなければ遺伝子組換え食品とは異なり安全性審査の対象ではない.しかし,義務では無いものの原則として安全性評価に基づく届出が望ましい.ゲノム編集食品の取り扱いのルールと考え方について述べる.
リファレンス
- 1) 山本 卓:ゲノム編集の歴史と基礎,https://www.kanto.co.jp/dcms_media/other/CT_251_01.pdf, 2019.
- 2) M. Lusser, C. Parisi, C. Rodriguez & D. Plan: New plant breeding techniques. State-of-the-art and prospects for commercial development. https://publications.jrc.ec.europa.eu/repository/handle/JRC63971, 2011.
- 3) 大澤 良,江面 浩編著:“新しい植物育種技術を理解しよう-NBT(new plant breeding techniques)-”国際文献社,2013.
- 4) 日本学術会議:植物における新育種技術(NPBT: New Plant Breeding Techniques)の現状と課題,https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-22-h140826.pdf, 2014.
- 5) 新たな育種技術研究会:ゲノム編集技術等の新たな育種技術(NPBT)を用いた農作物の開発・実用化に向けて,https://www.affrc.maff.go.jp/docs/commitee/nbt/pdf/siryo3.pdf, 2015.
- 6) 環境省:遺伝子組換え生物等専門委員会,https://www.env.go.jp/council/12nature/yoshi12-07.html, 2018.
- 7) 厚生労働省:薬事・食品衛生審議会(食品衛生分科会新開発食品調査部会遺伝子組換え食品等調査会),https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-yakuji_148834.html, 2013.
- 8) 厚生労働省:ゲノム編集技術応用食品および添加物の食品衛生上の取扱要領に基づき届出された食品および添加物一覧,https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/bio/genomed/newpage_00010.html, 2020.
- 9) 農林水産省:ゲノム編集技術の利用により得られた生物の情報提供の手続,https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/tetuduki/nbt_tetuzuki.html, 2019.
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