セミナー室 / 食品加工の科学と工学_小麦粉製品を例として
穀物科学コンソーシアムの意義および小麦粉製品の物性を決定する要因
Vol.52 No.6 Page. 387 - 394 (published date : 2014年6月1日)
概要原稿
研究開発の成果が具体的な事業化・製品化に結びつかない状況は「死の谷」と呼ばれ,わが国においても,その克服が重要な課題となっている.農芸化学の分野では,昔から研究機関と産業の結びつきが強く,比較的アカデミアと産業界との関係は良好であったと思われるが,グローバルレベルでの競争化時代を迎え,時間的・経済的余裕が失われつつある昨今,両者の関係にも大きな変化が訪れようとしている.
リファレンス
- 1) 長尾精一:“小麦粉利用ハンドブック”,幸書房,2011, p. 105.
- 2) R. J. Hamer et al. : “Wheat Chemistry and Technology,” 4th edition, ed. by K. Khan & P. R. Shewry, AACC International Press, 2009, p. 153(Chapter 3).
- 3) 船附雅子:“種子の科学とバイオテクノロジー”,原田久也監修,学会出版センター,2009, p. 228(7-4-2).
- 4) 山内宏昭:“種子の科学とバイオテクノロジー”,原田久也監修,学会出版センター,2009, p. 306(8-2-5).
- 5) 船附雅子:北海道農業研究センター研究報告,183, 33(2005).
- 6) 池田達哉:農林水産技術研究ジャーナル,33, 9(2010).
- 7) P. I. Payne : Cereal Res. Commun., 11, 29(1983).
- 8) P. W. Shewry et al. : “Wheat Chemistry and Technology,” 4th edition, ed. by K. Khan & P. R. Shewry, AACC International Press, 2009, p. 223(Chapter 8).
- 9) 森本友規ほか:日本農芸化学会2011年度大会講演要旨集,2011, p. 230.
- 10) V. Kontogiorgos : Food Res. Int., 44, 2582(2011).
- 11) 松宮 葵ほか:日本農芸化学会2014年度大会講演要旨集,2014.
- 12) B. Stone & M. K. Morell : “Wheat Chemistry and Technology,” 4th edition, ed. by K. Khan & P. R. Shewry, AACC International Press, 2009, p. 299(Chapter 9).
- 13) O. K. Chung et al. : “Wheat Chemistry and Technology,” 4th edition, ed. by K. Khan & P. R. Shewry, AACC International Press, 2009, p. 363(Chapter 10).
- 14) K. Brijis et al. : “Wheat Chemistry and Technology,” 4th edition, ed. by K. Khan & P. R. Shewry, AACC International Press, 2009, p. 401(Chapter 11).
- 15) 西嶋 祥ほか:日本農芸化学会2011年度大会講演要旨集,2011, p. 230.
- 16) N. P. Pogna et al. : J. Cereal Sci., 7, 211(1988).
- 17) 加地俊紀ほか:日本食品工学会第12回(2011年度)年次大会講演要旨集,2011, p. 43.
本文はトップページからログインをして頂くと表示されます。