海外だより

イグノーベル賞の顛末記と受賞研究の概要

Vol.52 No.6 Page. 408 - 412 (published date : 2014年6月1日)
今井 真介1
  1. ハウス食品グループ本社株式会社中央研究所

概要原稿

毎年秋に,イグノーベル賞というちょっと笑える研究がテレビで紹介される.2011年のワサビの匂いを使った警報装置は,聴覚障害者や耳の遠い高齢者に危険を察知させるため「嗅覚に働きかける」というコンセプトから開発された装置だそうで,食品会社に勤務する筆者にとって,ワサビの匂いにこんな使い方があったのかと,大いに驚かされた.そんな,イグノーベル賞の化学賞を幸運にも筆者らは2013年9月12日に受賞した.

リファレンス

  1. 1) S. Imai, K. Akita, M. Tomotake & H. Sawada : J. Agric. Food Chem., 54, 843 (2006).
  2. 2) S. Imai, N. Tsuge, M. Tomotake, Y. Nagatome, H. Sawada, T. Nagata & H. Kumagai : Nature, 419, 685 (2002).


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