農芸化学@HighSchool
ビターチョコレートでスキンケア(日焼け予防)!
Vol.62 No.2 Page. 100 - 103 (published date : 2024年2月1日)
概要原稿
化粧品のアウターケアにより肌荒れを経験した筆者は,本研究において,ポリフェノールを用いたインナーケアによるスキンケア(日焼け止め)効果を検討した.方法は,カカオポリフェノールの含有量が異なるチョコレートをヘアレスマウスに摂取させ,紫外線照射後に背部皮膚の紅斑を色差計にて測定し,日焼け予防効果を検証するというものである.その結果,カカオポリフェノール含有量の多いビターチョコレートに日焼け予防効果が認められた.
リファレンス
- 1) 山村国際高等学校生物部:マウス腸内フローラから観察したマヌカハニーの機能性,第6回 高校生バイオサミットin鶴岡(農林水産大臣賞受賞),2016.
- 2) 山村国際高等学校生物部:化学と生物,55, 68 (2017).
- 3) 山村国際高等学校生物部:マウス腸内フローラから健康食品の機能性を探る,第7回 高校生バイオサミットin鶴岡(審査員特別賞受賞),2017.
- 4) 山村国際高等学校生物部:マウス潰瘍性大腸炎モデルから観察したマヌカハニーの機能性第8回高校生バイオサミットin鶴岡(審査員特別賞受賞),2018.
- 5) 山村国際高等学校生物部:女子必見!肥満マウスでも乳酸菌チョコレートでダイエット!日本農芸化学会(仙台大会)ジュニア農芸化学会2021高校生による研究発表会(銅賞受賞),2021.
- 6) 山村国際高等学校生物部:化学と生物,60, 95 (2022).
- 7) 小林静子:YAKUGAKU ZASSHI, 126, 677 (2006).
- 8) 中込 哲,牛山 明,高橋美雪,小笠原裕樹,石井一行,淺野牧茂,大久保千代次:生体医工学,48, 42 (2010).
- 9) T. B. Fitzpatrick: Arch. Dermatol., 124, 869 (1988).
- 10) Y. Fukushima, Y. Takahashi, Y. Hori, Y. Kishimoto, K. Shiga, Y. Tanaka, E. Masunaga, M. Tani, M. Yokoyama & K. Kondo: Int. J. Dermatol., 54, 410 (2015).
- 11) 全日本コーヒー協会(コーヒーの基礎知識):coffee.ajca.or.jp/webmagazine/library/facts/
- 12) 若年層のお菓子に関するアンケート:lab.testee.co/teens-snacks
- 13) (株)明治:qa.meiji.co.jp/faq/show/132?site_domain=default
- 14) アメリカ食品医薬品局:fda.gov/media/72309/download
- 15) S. Wang, X. Lai, Y. Deng & Y. Song: Life Sci., 242, 117242 (2020).
- 16) 日本チョコレート・ココア協会:chocolate-cocoa.com/lecture/q12/
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