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清酒のオリゴ糖から見つかった澱粉の新しい分岐構造
隣接型分岐澱粉の構造モデルに影響するのか?

Vol.63 No.1 Page. 13 - 15 (published date : 2025年1月1日)
本田 千尋1, 徳岡 昌文2
  1. 静岡県立大学食品栄養科学部食品生命科学科
  2. 東京農業大学応用生物科学部醸造科学科
vol63_1

 

概要原稿

澱粉の構造は未解明であり現在も構造モデルが議論されている.筆者らは清酒のオリゴ糖分析から,従来想定されていなかった澱粉中の隣接型分岐の存在を示した.本稿では隣接型分岐を澱粉構造モデルの観点から紹介する.

リファレンス

  1. 1) 二國二郎編:“デンプンハンドブック”,朝倉書店,1961.
  2. 2) 不破英次,小巻利章,檜作 進,貝沼圭二:“澱粉科学の事典”,朝倉書店,2003.
  3. 3) Y. Nakamura & K. Kainuma: Plant Mol. Biol., 108, 291 (2022).
  4. 4) 本田千尋,徳岡昌文:日本醸造協会誌,116, 819 (2021).
  5. 5) C. Honda, A. Kaneko, R. Katsuta & M. Tokuoka: Carbohydr. Res., 519, 108628 (2021).


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