解説

イオンビーム育種技術の特長と産業利用

Vol.52 No.10 Page. 659 - 664 (published date : 2014年10月1日 advanced publication : 2014年9月20日)
長谷 純宏1
  1. 日本原子力研究開発機構

概要原稿

突然変異は生物資源拡大の基礎をなすものである.近年,植物や微生物の新品種開発において,イオンビームを変異原とする突然変異育種「イオンビーム育種」が広く利用されるようになった.本稿では,イオンビームによって誘発される突然変異の特徴や産業利用の現状について紹介する.

リファレンス

  1. 1) A. Tanaka, N. Shikazono & Y. Hase: J. Radiat. Res., 51, 223 (2010).
  2. 2) H. Yamaguchi, Y. Hase, A. Tanaka, N. Shikazono, K. Degi, A. Shimizu & T. Morishita: Breed. Sci., 59, 69 (2009).
  3. 3) M. Okamura, M. Nakayama, N. Umemoto, E. A. Cano, Y. Hase, Y. Nishizaki, N. Sasaki & Y. Ozeki: Euphytica, 191, 45 (2013).
  4. 4) 手島光平,佐藤勝也,鳴海一成:土と微生物,65, 78 (2011).
  5. 5) 増渕 隆,鳴海一成,上山 修:バイオインダストリー,30, 65 (2013).
  6. 6) 日本原子力研究開発機構:先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業「明日を創り,暮らしを守る量子ビーム利用支援事業」 http://www.taka.jaea.go.jp/innovation/index.html


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