プロダクトイノベーション

非酵素的に高効率シグナル増幅を可能とする新規RNA検出法を開発

Vol.52 No.11 Page. 771 - 776 (published date : 2014年11月1日 advanced publication : 2014年10月20日)
柴田 綾1, 鵜澤 尊規2, 伊藤 嘉浩2, 周東 智3, 阿部 洋3
  1. 岐阜大学
  2. 理化学研究所
  3. 北海道大学

概要原稿

RNAは細胞内で遺伝情報を伝達する重要な役割を果たしているが,最近では,non-coding RNA(ncRNA)の発見など,RNAが生体内でさまざまな機能を果たしていることが示唆されている.ncRNAなど細胞内RNAの機能解明を進めるためには,生細胞でRNAがいつ,どのように機能発現をしているかを知る必要がある.しかしながら,生細胞を用いてのRNAイメージングの報告はこれまでのところごく少数に限られ,確立した方法がないのが現状である.

リファレンス

  1. 1) A. Shibata, H. Abe & Y. Ito: Molecules, 17, 2446 (2012).
  2. 2) T. N. Grossmann & O. Seitz: J. Am. Chem. Soc., 128, 15596 (2006).
  3. 3) A. Shibata, T. Uzawa, Y. Nakashima, M. Ito, Y. Nakano, S. Shuto, Y. Ito & H. Abe: J. Am. Chem. Soc., 135, 14172 (2013).
  4. 4) U. Christensen, N. Jacobsen, V. K. Rajwanshi, J. Wengel & T. Koch: Biochem. J., 354, 481 (2001).
  5. 5) H. Abe, J. Wang, K. Furukawa, K. Oki, M. Uda, S. Tsuneda & Y. Ito: Bioconjug. Chem., 19, 1219 (2008).
  6. 6) K. Furukawa, H. Abe, K. Hibino, Y. Sako, S. Tsuneda & Y. Ito: Bioconjug. Chem., 20, 1026 (2009).
  7. 7) K. Furukawa, H. Abe, Y. Tamura, R. Yoshimoto, M. Yoshida, S. Tsuneda & Y. Ito: Angew. Chem. Int. Ed. Engl., 50, 12020 (2011).


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