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担子菌酵母クリプトコッカスによる酵素生産
新たな発現系が開く可能性

Vol.52 No.12 Page. 790 - 792 (published date : 2014年12月1日 advanced publication : 2014年11月20日)
正木 和夫1, 家藤 治幸2
  1. 酒類総合研究所
  2. 愛媛大学農学部

概要原稿

遺伝子組換え技術の発展とともに,その応用技術としてのタンパク質の組換え生産ではさまざまな宿主が用いられてくるようになった.タンパク質の研究の分野では,とりあえず大腸菌で試してみるという研究者も多いのではないだろうか.活性型で発現しやすいという理由で酵母を選択する研究者もいるだろう.タンパク質の発現系は,研究対象であるタンパク質の発現から,試薬や医療用タンパク質さらには産業用酵素の生産など多様な目的に利用されている.

リファレンス

  1. 1) E. Celik & P. Calik : Biotechnol. Adv., 30, 1108 (2012).
  2. 2) H. Iefuji et al. : Biosci. Biotechnol. Biochem., 58, 2261 (1994).
  3. 3) K. Masaki et al. : Appl. Microbiol. Biotechnol., 93, 1627 (2012).
  4. 4) Y. Utashima et al. : Appl. Microbiol. Biotechnol., 98, 7893 (2014).
  5. 5) N. Nishibori et al. : J. Biosci. Bioeng., 115, 394 (2013).
  6. 6) K. Masaki et al. : Appl. Environ. Microbiol., 71, 7548 (2005).
  7. 7) N. R. Kamini et al. : Process Biochem., 37, 405 (2001).
  8. 8) 正木和夫:Cellulose Commun., 17, 167 (2010).


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