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温暖化による開花時期の短縮
温暖化と開花

Vol.53 No.1 Page. 12 - 14 (published date : 2014年12月20日)
佐分利 由香里1, 佐竹 暁子1
  1. 北海道大学大学院地球環境科学研究院
vol53_1

 

概要原稿

地球温暖化問題が指摘されて久しいが,日本においても昨今の猛暑や北日本における豪雪など,身をもって何らかの気候の変化を感じることが多くなってきた.気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると,高濃度の温室効果ガスの排出が続くと21世紀末には地球の平均気温は最高で約4.8°C上昇するとの報告がある.気温上昇により海面が上昇したり,異常気象が増加したりするだろうとの話はよく聞くが,この温度上昇は植物にとってどのような意味をもつのであろうか.

リファレンス

  1. 1) R. Amasino: Plant J., 61, 1001 (2010).
  2. 2) F. Andrés & G. Coupland: Nat. Rev. Genet., 13, 627 (2012).
  3. 3) 玉田洋介,後藤弘爾:“植物のエピジェネティクス”,島本 功,飯田 滋,角谷徹二(監修),秀潤社,2008, pp. 87–95.
  4. 4) A. Angel, J. Song, C. Dean & H. Howard: Nature, 476, 105 (2011).
  5. 5) A. Satake & Y. Iwasa: J. Theor. Biol., 302, 6 (2012).
  6. 6) S. Aikawa, M. J. Kobayashi, A. Satake, K. K. Shimizu & H. Kudoh: Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 107, 11632 (2010).
  7. 7) A. Satake, T. Kawagoe, Y. Saburi, Y. Chiba, G. Sakurai & H. Kudoh: Nat. Commun., 4, 2303 (2013).


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