巻頭言
												
						
						
							栄養素・非栄養素の食理学
													
						
						
						
							Vol.53 No.6 Page. 339 - 339							 (published date : 2015年5月20日)
						
						
						
						矢ヶ崎 一三1,2						
						
							- 宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センター
 - 東京農工大学
 						
						 
						
												
						
															冒頭文
													
						
						生命を維持するために外界から必要な物質を取り続けねばならないことを栄養現象といい,外界から摂取しなければならない物質を栄養素という(五大栄養素).私たちは栄養素を食品から摂取する.食品には栄養素ではない物質(非栄養素)も含まれている.通常,私たちは食品を丸ごと食べているので,栄養素と非栄養素を同時に摂取していることになる.では,栄養素と非栄養素の大きな違いは何であろうか.栄養現象の上記定義からも推論できるように,栄養素には不足のリスクと過剰のリスクの両方がある.一方,生命を維持するという基本的な観点からすると,非栄養素には不足のリスクはなく,過剰のリスクのみが考えられる.この点は薬品と同じであり,適正量を超えて摂取すれば,一転して「毒物」ともなりうる「諸刃の剣」であることは銘記すべきである.						
						
						リファレンス
						
													
						
					
						
							
						
					
				
					
					
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