生物コーナー
頭足類学という夢路
Vol.53 No.9 Page. 614 - 618 (published date : 2015年8月20日)
概要原稿
頭足類(主にイカとタコ)は巨大脳をもち,その知性レベルは高等脊椎動物に比肩しうる.海の霊長類と呼ばれる頭足類に焦点を当て,生命の妙を探る新たな学問分野として「頭足類学」を提唱し,その可能性を述べる.
リファレンス
- 1) R. T. Hanlon & J. B. Messenger: “Cephalopod Behaviour,” Cambridge University Press, 1996.
- 2) 池田 譲:“イカの心を探る―知の世界に生きる海の霊長類―”,NHK出版,2011, p. 336.
- 3) E. Tricarico, L. Borrelli, F. Gherardi & G. Fiorito: PLoS ONE, 6, e18710 (2011).
- 4) H. Yasumuro, S. Nakatsuru & Y. Ikeda: Mar. Biol., 162, 763 (2015).
- 5) 立花 隆:“サル学の現在”,平凡社,1991, p. 714.
- 6) 滋野修一:私信,2014.
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