書評

免疫系のしくみ-免疫学入門-第4版

Vol.53 No.11 Page. 805 - 805 (published date : 2015年10月20日)
改正 恒康

概要原稿

本書は,アメリカで広く使われている免疫学の教科書How the immune system worksの翻訳である.専門的な術語の使用は極力避けられており,講義形式で非常にわかりやすい.また,全体像を理解させることに主眼を置き,例外はなるべく記述しないという方針が貫かれている.一般に学者は例外を好む.教科書の定型的な記述を疑い,隙あらばそれを覆そうと考えている.だからわかりやすく言い切る形で記述しなければならない教科書を書くのが難しいわけであるが,本書はこの点を見事にクリアしている.

リファレンス



本文はトップページからログインをして頂くと表示されます。