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NINJAはコリプレッサーTOPLESSとジャスモン酸シグナルをつなぐ
植物ホルモンの受容による新しい転写制御機構の役割は?

Vol.49 No.2 Page. 85 - 87 (published date : 2011年2月1日)
野村 裕也1, 吉岡 博文1
  1. 名古屋大学大学院生命農学 研究科

概要原稿

ジャスモン酸は 果実の登熟 老化や落葉の促進 休眠打破といった生理反応に関わる植物ホルモンの一種である 一方 傷害や虫による食害 病原菌による感染 環境ストレスなどに曝された植物生体内で合成されたジャスモン酸は 防御応答に関わる様々な遺伝子発現を誘導する 最近 分子レベルでジャスモン酸による遺伝子発現制御機構が明らかとなってきた その詳細な解析から ストレス応答時の迅速な転写活性化機構や 他のシグナル伝達との巧妙なクロストークが見えてきた

リファレンス

  1. 1) O. Lorenzo, J. M. Chico, J. J. Sánchez-Serrano & R. Solano : Plant Cell, 16, 1938 (2004).
  2. 2) J. Yan et al. : Plant Cell, 21, 2220 (2009).
  3. 3) A. Chini et al. : Nature, 448, 666 (2007).
  4. 4) L. Pauwels et al. : Nature, 464, 788 (2010).
  5. 5) J. A. Long, C. Ohno, Z. R. Smith & E. M. Meyerowitz : Science, 312, 1520 (2006).
  6. 6) H. Goda et al. : Plant J., 55, 526 (2008).


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