解説
天然有機化合物のNMRデータベース "CH-NMR-NP"
Vol.49 No.4 Page. 250 - 255 (published date : 2011年4月1日)
概要原稿
天然有機化合物の化学構造の決定には 1H と 13C-NMR スペクトルが重要な役割を演じ,近年は新規化合物の化学構造とNMRスペクトルが一体的に発表されることが多い.新規化合物,既知化合物,合成化合物の化学構造の考察にはNMRデータが重要な指標になっている.ここでは,天然有機化合物を対象にして世界で初めて構築された 1H と 13C-NMR のデータベース “CH-NMR-NP”(収録化合物数・約22,100件,2011年1月末)について,NMRの提供する化学構造情報ならびに既知の天然有機化合物のNMRデータを短時間,総合的に検索入手できるシステムを紹介する.
リファレンス
- 1) 早水紀久子,降旗一夫:第45回天然有機化合物討論会,145 (2003).
- 2) 早水紀久子,安田幸二,降旗一夫,瀬戸治男:第46回天然有機化合物討論会,251 (2004).
- 3) 早水紀久子,安田幸二,降旗一夫:第47回天然有機化合物討論会,451 (2005).
- 4) 早水紀久子,矢部篤子,安田幸二,降旗一夫:第51回天然有機化合物討論会,25 (2009).
- 5) 早水紀久子:第26回情報化学討論会,91 (2003).
- 6) 早水紀久子:第27回情報化学討論会,91 (2004).
- 7) 早水紀久子,矢部篤子,安田幸二:第33回情報化学討論会,78 (2010).
- 8) 早水紀久子:J. Comput. Aided Chem., 2, 1 (2001).
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