今日の話題

イネいもち病菌エフェクターと宿主R遺伝子の微妙な関係
感染過程での菌側と宿主側の因子の相互作用の一端が明らかに

Vol.49 No.5 Page. 292 - 294 (published date : 2011年5月1日)
曾根 輝雄1
  1. 北海道大学大学院農学研究院

概要原稿

いもち病はイネにイネいもち病菌 Magnaporthe oryzae が感染して起こる病気で 特に穂が罹病すると「穂いもち」と呼ばれ 著しい減収をもたらす 日本の年間の稲作被害の7割以上は気象被害であり 病害は全体の2割以下であるが そのおよそ半分がいもち病によるものであることを考えると いもち病が日本の稲作の最重要病害であることがわかる

リファレンス

  1. 1) 石崎和彦,松井崇晃,原沢良栄:日作紀,74, 438 (2005).
  2. 2) B. Valent & C. H. Khang : Curr. Opin. Plant Biol., 13, 434 (2010).
  3. 3) T. Boller & S. Y. He : Science, 324, 742 (2009).
  4. 4) W. Li et al. : Mol. Plant Microbe Interact., 22, 411 (2009).
  5. 5) K. Yoshida et al. : Plant Cell, 21, 1573 (2009).
  6. 6) C. H. Khang, R. Berruyer, M. C. Giraldo, P. Kankanala, S. Y. Park, K. Czymmek, S. Kang & B. Valent : Plant Cell, 22, 1388 (2010).


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