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テトロドトキシンの薬物動態解析
トラフグ肝臓の毒化メカニズム
Vol.49 No.7 Page. 451 - 453 (published date : 2011年7月1日)
松本 拓也1,
長島 裕二2
- 東京大学大学院農学生命科学研究科
- 東京海洋大学海洋科学部
概要原稿
俗に「ふぐは喰いたし命は惜しし」といわれるほどフグは魅力的な魚である.食の安全・安心が求められる今日,命がけでフグを食べることはないが,毎年フグ中毒で死者が出ているのも事実である.フグの毒化については本誌でもときどき取り上げられているが,今なお不明な部分が多い.本稿では,フグの毒化機構解明の新しいアプローチとして,トラフグをモデルとしたフグ毒テトロドトキシン (tetrodotoxin, TTX) の薬物動態解析を紹介する.
リファレンス
- 1) T. Noguchi & O. Arakawa : Mar. Drugs, 28, 220 (2008).
- 2) T. Matsumoto et al. : Toxicon, 51, 1051 (2008).
- 3) T. Matsumoto et al. : Toxicon, 52, 369 (2008).
- 4) T. Matsumoto et al. : Toxicon, 50, 173 (2007).
- 5) K. Ikeda et al. : Toxicon, 53, 99 (2009).
- 6) M. Yotsu-Yamashita et al. : Toxicon, 55, 1119 (2010).
- 7) T. Matsumoto et al. : Toxicon, 55, 415 (2010).
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