トップランナーに聞く
日清オイリオグループ(株)執行役員 青山敏明 氏
Vol.49 No.7 Page. 497 - 502 (published date : 2011年7月1日)
大石 祐一1,
関 泰一郎2
- 東京農業大学応用生物科学部
- 日本大学生物資源科学部
概要原稿
青山 1960年に京都に生まれ,大学は徳島大学医学部栄養学科に進学しました.研究者になりたいと思って入学したので,最初は管理栄養士に興味はありませんでした.しかし,当時の先輩から取れる資格は取っておけと言われ,栄養士と管理栄養士の資格を取得しました.このときの勉強が今の食品の研究開発,特に油脂の栄養評価に役立っており,資格を取得しておいて本当に良かったなと思っています.
研究室は,当時タンパク質必要量に関する研究で世界的に有名であった井上五郎先生がおられる栄養生理学教室を選びました.私が卒論の際には井上先生は退官され,岸恭一先生が教室を引き継がれました.岸先生に付いた初めての卒論生が私でした.その後,当時あまり注目されていなかった油脂の栄養研究を行なえば,この分野で生きていけるかもしれないと考え勉強しはじめました.この研究がきっかけで,九州大学の菅野道廣先生に声をかけていただき,97年に九州大学で「構造脂質の栄養生理学的研究」というテーマで農学博士を取得しました.
リファレンス
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