海外だより

TIL (Tsukuba-INRA Joint Lab) の活動フランス・ボルドーから

Vol.49 No.9 Page. 652 - 657 (published date : 2011年9月1日)
森 健太郎1
  1. 筑波大学大学院生命環境科学研究科

概要原稿

私は2009年1月より,フランスはボルドーに設置された筑波大学遺伝子実験センターと仏国立農業研究所(INRA)ボルドー研究センターとの国際ジョイントラボ(TIL)に常駐し,モデル植物トマトを用いた国際共同研究の一端を担っています.本ジョイントラボプロジェクトでは,両機関が備えるトマト研究資源を活用しながら,教員,研究員,学生の人材交流によって研究・教育活動を進めています.もともと私は2007年に渡仏し,INRAボルドーにあるブドウのゲノム機能科学研究室でポスドクをしていましたが,ジョイントラボの開設を機に研究テーマを変え,海外での研究留学から一転,日仏のラボの間で自らの研究を進めつつ,共同研究のコーディネートや学生教育にも携わる立場へと変わりました.今回は,これまでの「海外だより」欄ではあまり取り上げられることのなかった,日本の大学と海外の研究機関との提携によるジョイントラボの活動を紹介したいと思います.

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