大村智先生2015年ノーベル生理学・医学賞受賞記念特集:微生物探索研究

天然物からアカデミア発の医薬品を生み出すために
日本医療研究開発機構・創薬支援戦略部・創薬コーディネーターの立場から

Vol.54 No.1 Page. 43 - 47 (published date : 2015年12月20日)
藤江 昭彦1
  1. 国立研究開発法人日本医療研究開発機構創薬支援戦略部東日本統括部

概要原稿

オールジャパンでの医薬品創出実現のため,創薬支援ネットワークの本部機能を担う日本医療研究開発機構(AMED)創薬支援戦略部(iD3)は,アカデミア発創薬シーズの知財戦略および研究戦略の策定,技術支援,企業導出活動を通じて実用化に向けた支援を行っている.本稿では,創薬支援ネットワークおよびiD3の活動状況を紹介するとともに,天然物創薬手法を利用して医薬品を研究開発する場合の課題と今後の展開について創薬コーディネーターの立場から述べる.

リファレンス

  1. 1) 髙子 徹:国際医薬品情報,3, 2013年11月11日
  2. 2) L. L. Ling, T. Schneider, A. J. Peoples, A. L. Spoering, I. Engels, B. P. Conlon, A. Mueller, T. F. Schäberle, D. E. Hughes, S. Epstein et al.: Nature, 517, 455 (2015).
  3. 3) D. J. Newman & G. M. Cragg: J. Nat. Prod., 75, 311 (2012).
  4. 4) D. C. Swinney & J. Anthony: Nat. Rev. Drug Discov., 10, 507 (2011).
  5. 5) 昆虫バイオメディカル研究教育センター http://kit-ibrc.com/
  6. 6) メディカルゼブラフィッシュ研究コンソーシアム http://pgx.medic.mie-u.ac.jp/mzrc/
  7. 7) 浜本 洋,関水和久:生化学,86, 578 (2014).
  8. 8) S. Oda, A. Kameda, M. Okanan, Y. Sakakibara & S. Ohashi: J.Antibiotics, 13; e-pub ahead of print 2015, doi: 10.1038/ja.2015.59


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