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植物ホルモン・ジャスモン酸の主要な不活性化経路
ジャスモン酸イソロイシン12位水酸化酵素CYP94B3の発見

Vol.50 No.3 Page. 156 - 157 (published date : 2012年3月1日)
北岡 直樹1, 松浦 英幸2
  1. 北海道大学大学院農学院
  2. 北海道大学大学院農学研究院

概要原稿

植物は自ら移動することができないため,栄養飢餓,乾燥,温度,病害,虫害などの周囲の環境変化に対応する独特の仕組みを発達させてきた.これらのストレスにさらされた際,植物ホルモンは植物自身の生理機能を調節するために中心的な役割を担う.それ自身が生物活性を有するいわゆる活性型の植物ホルモン量は,植物の体内において巧妙に制御されており,その生合成と代謝とのバランスによって決定される.

リファレンス

  1. 1) O. Miersch et al. : New Pytol., 177, 114 (2008).
  2. 2) N. Kitaoka et al. : Plant Cell Physiol., 52, 1757 (2011).
  3. 3) A. J. Koo et al. : Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 108, 9298 (2011).
  4. 4) I. S. Hwang et al. : Planta, 232, 1409 (2010).
  5. 5) Y. Nakamura et al. : Plant Physiol., 155, 1226 (2011).
  6. 6) T. Yoshihara et al. : Agric. Biol. Chem., 53, 2835 (1989).
  7. 7) C. Sato et al. : Plant Cell Physiol., 52, 509 (2011).


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