巻頭言
研究と組織の健康寿命
Vol.54 No.6 Page. 371 - 371 (published date : 2016年5月20日)
冒頭文
筆者は「脂肪細胞」と長年かかわってきた.はじめは肥満したラットの体脂肪量を計ることであった.ある時,脂肪細胞の写真を取ろうと,体脂肪を酵素で処理し細胞を分散させ,顕微鏡で見てみた.なんと,宇宙空間に浮かぶ惑星のような細胞が見えるではないか.その日から私は脂肪細胞に魅了された.体脂肪に対する世の中の反応とは対照的である.時により変容するその姿は,人々を大いに悩ませ,困惑させる.しかし,筆者は愛おしく思う極めて希な一人である.
リファレンス
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