今日の話題
コムギの種子休眠性を制御する遺伝子
MFT遺伝子の発芽抑制機能
Vol.51 No.5 Page. 272 - 273 (published date : 2013年5月1日)
概要原稿
コムギは,うどんやパンなど私たちが食べるさまざまな食品の原材料として世界中で広く利用されている作物である.この作物の生産上の大きな問題点として,穂発芽による大規模な被害が発生しやすいということが知られている.この被害は,収穫時期が梅雨などの雨の多い季節と重なる日本などの国で特に問題になる.穂発芽は,種子の休眠が弱いために,降雨などにより種子が収穫前に発芽してしまう現象である.
リファレンス
- 1) S. Nakamuraet al.:Plant Cell,23, 3215 (2011).
- 2) 中園 江他:日作紀,82, 183 (2013).
- 3) 平岡和久他 :Plant Morphol.,19, 3 (2008).
- 4) W. Xiet al.:Plant Cell,22, 1733 (2010).
- 5) S. Footittet al.:Proc. Natl. Acad. Sci. USA,108, 20236 (2011).
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