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微細藻の光合成を支える重炭酸イオン輸送
細胞膜と葉緑体包膜に局在する重炭酸イオン輸送体の発見

Vol.54 No.7 Page. 459 - 460 (published date : 2016年6月20日)
山野 隆志1, 福澤 秀哉1
  1. 京都大学大学院生命科学研究科
vol54_7

 

概要原稿

CO2濃縮機構にかかわる重炭酸イオン輸送体の実態は長らく不明であった.緑藻クラミドモナスを用いて細胞膜に局在するABC輸送体HLA3と葉緑体包膜に局在するアニオンチャネルLCIAが協調して重炭酸イオンを輸送することを明らかにした.

リファレンス

  1. 1) 福澤秀哉,山野隆志,梶川昌孝:光合成研究,22, 174 (2012).
  2. 2) T. Yamano, E. Sato, H. Iguchi, Y. Fukuda & H. Fukuzawa: Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 112, 7315 (2015).
  3. 3) Y. Wang, D. J. Stessman & M. H. Spalding: Plant J., 82, 429 (2015).
  4. 4) T. Omata, G. D. Price, M. R. Badger, M. Okamura, S. Gohta & T. Ogawa: Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 96, 13571 (1999).
  5. 5) 松田祐介,中島健介,菊谷早絵:化学と生物,52, 519 (2014).
  6. 6) T. Yamano, A. Asada, E. Sato & H. Fukuzawa: Photosynth. Res., 121, 193 (2014).


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