セミナー室 / 研究者のためのわかりやすい統計学

1. 統計検定を理解せずに使っている人のために I

Vol.51 No.5 Page. 318 - 325 (published date : 2013年5月1日)
池田 郁男1
  1. 東北大学大学院農学研究科

概要原稿

このセミナーは,平成24年5月に開催された日本栄養・食糧学会の教育講演「栄養学・食糧学のための実践統計検定法」をもとに講演内容に沿って記述する.この講演は好評を得て,その後,お茶の水女子大学SHOKU­IKUプログラム特別講演会(平成24年6月)および平成24年度日本農芸化学会西日本支部および日本栄養・食糧学会九州・沖縄支部合同大会(平成24年9月)での特別セミナーで講演した.講演だけでは言葉足らずであった部分は,より詳しい内容を加えている.私は統計の専門家ではないので,話の内容は基本的に多くの統計書の受け売りであることをお許しいただきたい.実験研究に携わる研究者や学生にとって多くの統計書はわかりにくく,統計書を読むことは多大の苦痛を伴い,挫折することもしばしばである.そこで,本セミナーでは,実験研究者の視点から,どうすれば研究者が理解しやすいかを重点的に考えたつもりである.

リファレンス

  1. 1) 市原清志:“バイオサイエンスの統計学”,南江堂,1990.
  2. 2) 足立堅一:“らくらく生物統計学”,中山書店,1998.
  3. 3) 石村貞夫:“すぐわかる統計処理”,東京図書,1994.
  4. 4) 石村貞夫:“すぐわかる統計解析”,東京図書,1993.


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