解説
												
						
						
							次世代シークエンスデータベースの活用法最前線
													
						
						
						
							Vol.54 No.12 Page. 873 - 877							 (published date : 2016年11月20日)
						
						
						
						仲里 猛留1, 
坊農 秀雅1						
						
							- 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設ライフサイエンス統合データベースセンター
 						
						 
						
												
												
						
															概要原稿
													
						
						次世代シークエンサー(NGS: next generation sequencer)の活躍によって,さまざまな生命科学の謎が解き明かされている.マイクロアレイ同様,NGSから得られるデータも公共データベースに収めることが論文投稿の条件となってきており,そのデータ量は約3.2ペタバイトにもなっている(ペタは10の15乗).これまでよく用いられてきたBLASTなどの配列類似性による検索手段ではもはや歯がたたず,それぞれのデータの付帯情報であるメタデータをたよりに必要な情報を探し出すことになる.膨大なNGSのデータベースから効率よくデータを取り出し,自らの研究に活用する方策を紹介する.						
						
						リファレンス
						
							- 1) Y. Kodama, M. Shumway & R. Leinonen; International Nucleotide Sequence Database Collaboration: Nucleic Acids Res., 40(D1), D54 (2012).
 - 2) NCBI: Sequence Read Archive: Overview: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/Traces/sra/, 2016.
 - 3) 坊農秀雅:領域融合レビュー,4, e008(2015).
 - 4) NBDCヒトデータベース:http://humandbs.biosciencedbc.jp/, 2016.
 - 5) T. Nakazato, T. Ohta & H. Bono: PLoS ONE, 8, e77910 (2013).
 - 6) DBCLS SRA: http://sra.dbcls.jp/, 2016.
 - 7) 統合TV: DBCLS SRAを使ってNGSデータを検索する,http://doi.org/10.7875/togotv.2014.097, 2016.
 - 8) 清水厚志,坊農秀雅:“次世代シークエンサーDRY解析教本”,学研メディカル秀潤社,2015.
 - 9) RefEx: Reference Expression Dataset, http://refex.dbcls.jp/, 2016.
 - 10) M. Lizio, J. Harshbarger, H. Shimoji, J. Severin, T. Kasukawa, S. Sahin, I. Abugessaisa, S. Fukuda, F. Hori, S. Ishikawa-Kato et al.; FANTOM consortium: Genome Biol., 16, 22 (2015).
 - 11) RefExの使い方:http://doi.org/10.7875/togotv.2014.009, 2016.
 - 12) ChIP-Atlas: http://chip-atlas.org/, 2016.
 - 13) 統合TV: Integrative Genomics Viewer IGVを使い倒す~基本編~,http://doi.org/10.7875/togotv.2014.027, 2016.
 						
						
					
						
							
						
					
				
					
					
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