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次世代シーケンサーを用いた新たな原因遺伝子同定法
イネ有用遺伝子領域同定への応用

Vol.51 No.6 Page. 351 - 354 (published date : 2013年6月1日)
寺内 良平1, 阿部 陽1, 高木 宏樹1, 小杉 俊一1, 吉田 健太郎1, 夏目 俊1, 八重樫 弘樹1, Tamiru Muluneh1, 神崎 洋之1, 松村 英生1
  1. 岩手生物工学研究センター

概要原稿

遺伝学の研究目的の一つは,生物種の個体間の表現型変異の原因となっている遺伝的変異を特定することである.この目的のために,遺伝的連関 (genetic association) の解析が利用されてきた.すなわち,生物種の集団を表現型によって2種類以上のグループに分類したとき,その分類と統計的に有意な連関 (association) を示すようなゲノム上の変異を探す解析である.ゲノムが親から子孫に遺伝する際に,物理的に互いに近くにあるDNA領域は,より高い頻度で一緒に子孫に伝達されるため,強い連関が見られる.一方,互いに離れた位置にある2つのDNA 領域間では,領域間の組換えにより子孫への伝達が独立になり,連関が弱くなる.

リファレンス

  1. 1) J. N. Hirschhorn & M. J. Daly :Nat. Rev. Genet.,6, 95 (2005).
  2. 2) K. Schneeberger, S. Ossowski, C. Lanz, T. Juul, A. H. Petersen, K. L. Nielsen, J.-E. Jorgensen, D. Weigel & S. U. Andersen :Nat. Methods,6, 550 (2009).
  3. 3) M. I. Ehrenreich, N. Torabi, Y. Jia, J. Kent, S. Martis, A. J. Shapiro, D. Gresham, A. A. Caudy & L. Kruglyak :Nature,446, 1039 (2010).
  4. 4) A. Abe, S. Kosugi, K. Yoshidaet al.:Nat. Biotechnol.,30, 174 (2012).
  5. 5) H. Takagi, A. Abe, K. Yoshidaet al.:Plant J., doi:10.1111/tpj.12105 (2013).


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