今日の話題

アコヤガイ貝殻の蝶番部靭帯の微細構造形成メカニズム
バイオミネラリゼーションによって炭酸カルシウムナノファイバーができるしくみ 真珠貝がもつ多様な炭酸カルシウムを作る能力に迫る

Vol.55 No.3 Page. 163 - 165 (published date : 2017年2月20日)
鈴木 道生1
  1. 東京大学大学院農学生命科学研究科
vol55_3

 

概要原稿

アコヤガイの蝶番部に存在する靭帯と呼ばれる構造は,繊維状の炭酸カルシウムのアラゴナイト結晶とそれを覆う有機基質から構成されている.本稿では,新規の酸性低分子ペプチドが繊維状のアラゴナイト結晶の形成に重要な役割を果たすことを明らかにした研究について解説を行う.

リファレンス

  1. 1) M. Suzuki & H. Nagasawa: Can. J. Zool., 91, 349 (2013).
  2. 2) M. Suzuki, T. Kogure, S. Sakuda & H. Nagasawa: Mar. Biotechnol., 17, 153 (2015).
  3. 3) G. Bevelander & H. Nakahara: Calcif. Tissue Res., 4, 101 (1969).


本文はトップページからログインをして頂くと表示されます。