今日の話題

みつ入りリンゴはなぜおいしい?
フードメタボロミクスで明らかになった香りの役割

Vol.55 No.4 Page. 235 - 236 (published date : 2017年3月20日)
田中 福代1, 岡崎 圭毅1, 宮澤 利男2
  1. 農業・食品産業技術総合研究機構中央農業研究センター
  2. 小川香料株式会社機能研究所
vol55_4

 

概要原稿

みつ入りリンゴの人気の理由はこれまで十分説明されていなかった.'ふじ'を用いて官能評価と成分プロファイリングを行った結果,みつ部位の低酸素によって生成したエチルエステル類のフルーティな香りの寄与が示唆された.

リファレンス

  1. 1) 白武勝裕:“園芸生理学 分子生理学とバイオテクノロジー”,第1版,山本昭平編,文永堂出版,2007, pp. 133–140.
  2. 2) 田中福代,岡崎圭毅,樫村友子,大脇良成,立木美保,澤田 歩,伊藤 伝,宮澤利男:日本食品科学工学会誌,63, 101 (2016).
  3. 3) L. J. Van Gemert: “Compilations of Odour Threshold Values in Air, Water and Other Media,” Boelens Aroma Chemical Information Services, 2003, pp. 1–124.
  4. 4) 伊藤百合子,荒川奈津江,高村あゆみ,森光康次郎,久保田紀久枝:日本食品科学工学会誌,53, 121 (2006).
  5. 5) 田中福代,庄司靖隆,岡崎圭毅,宮澤利男:日本食品科学工学会誌,64,34(2017).


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