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緑藻クラミドモナスの走光性と細胞レンズ効果
藻類の「眼」の赤い色の役割

Vol.55 No.6 Page. 366 - 368 (published date : 2017年5月20日)
植木 紀子1, 若林 憲一1
  1. 東京工業大学科学技術創成研究院化学生命科学研究所
vol55_6

 

概要原稿

単細胞緑藻クラミドモナスは，眼点で光受容し，２本の鞭毛を操って走光性を示す．われわれが単離した新しい走光性異常株の解析から，クラミドモナス細胞が凸レンズのように集光する性質をもち，眼点色素はそれによる光源方向誤認を避けるために存在していることがわかった．

リファレンス

  1. 1) R. Kamiya & G. B. Witman: J. Cell Biol., 98, 97 (1984).
  2. 2) N. Isogai, K. Yoshimura & R. Kamiya: Zoolog. Sci., 17, 1261 (2000).
  3. 3) T. Takahashi & M. Watanabe: FEBS Lett., 336, 516 (1993).
  4. 4) K. Wakabayashi, Y. Misawa, S. Mochiji & R. Kamiya: Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 108, 11280 (2011).
  5. 5) N. Ueki, T. Ide, S. Mochiji, Y. Kobayashi, R. Tokutsu, N. Ohnishi, K. Yamaguchi, S. Shigenobu, K. Tanaka, J. Minagawa et al.: Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 113, 5299 (2016).


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