農芸化学@HighSchool

藻類を活用した放射性物質の回収に関する基礎的な研究

Vol.55 No.10 Page. 719 - 721 (published date : 2017年9月20日)
佐藤 亜美1, 深田 遥奈1, 菅野 諒1, 紺野 波瑠1
  1. 福島成蹊学園福島成蹊高等学校

概要原稿

本研究は日本農芸化学会2017年度大会(開催地:京都女子大)での「ジュニア農芸化学会」において発表され,優秀賞を授与された.福島第一原発から約60kmにあり比較的空間放射線量の値が高かった茶屋沼に棲息する藻類にストロンチウムを吸収・吸着する能力があることを見いだし,放射性物質の回収への利用を検討した研究である.東日本大震災での原発事故にて発生した大量の汚染水処理の問題を抱える今,若い頭脳を結集したたいへん重要な研究への取り組みとして注目される.

リファレンス

  1. 1) M. R. Krejci, B. Wasserman, L. Finney, I. Mcnulty, D. Legnini, S. Vogt & D. Joester: J. Struct. Biol., 176, 192 (2011).
  2. 2) S. Fukuda, K. Iwamoto, M. Atsumi, A. Yokoyama, T. Nakayama, K. Ishida, I. Inouye & Y. Shiraiwa: J. Plant Res., 127, 79 (2014).
  3. 3) 浅枝 隆,藤野 毅:埼玉大学工学部紀要,39,152(2006).


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