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注目記事

ビールづくりの鍵:ホップと酵母の相互作用  /  土屋 友理
ホップと酵母の相互作用のメカニズム解明
セルロースを生産する温泉微生物  /  春田 伸
好熱性化学合成独立栄養細菌によるセルロース合成
バイオ超分子プラスチック新素材「ポリγグルタミン酸イオンコンプレックス」  /  芦内 誠
感染予防と環境問題の解決に資するアーキアポリマーの先端機能材料化
脂質の多様な構造特性と機能性  /  安部 真人, 岩田 隆幸
化学的視座を縦糸に,生理機能を横糸として見る脂質の個性
高圧処理を応用した日本酒醸造技術の開発  /  重松 亨, 伊藤 満敏
発泡性にごり生酒「AWANAMA」で日本酒市場を拡大
殺虫活性を示す微生物のスクリーニングとその利用法の提案  /  高橋 真衣

化学と生物 Vol.59 (2021) No.11

全文PDF :
英文要旨および目次PDF :

巻頭言

「おわり」から「はじまり」へ  /  寺尾 純二

Page. 533 - 533 (published date : 2021年11月1日)
冒頭文
リファレンス
無観客で開催された東京2020オリンピックが8月8日に終了した.この間,新型コロナウィルス感染症による医療崩壊が迫るなかで,日本の科学論文数に関する新聞記事が8月10日掲載されたので以下に紹介する.

解説

ビールづくりの鍵:ホップと酵母の相互作用  /  土屋 友理

Page. 534 - 542 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
ホップはビールに苦味と香りを与える,ビールに欠かせない原料の1つである.本稿では,ビール発酵中のホップと酵母の相互作用に焦点を当てて,その研究成果と応用について紹介する.
vol59_11

セルロースを生産する温泉微生物  /  春田 伸

Page. 543 - 548 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
70°Cを超える高温硫黄泉に細菌の作るセルロースが発見されてきた.セルロースを合成する好熱性化学独立栄養細菌は未培養ながら,そのセルロース合成関連遺伝子や合成するセルロースの特性が徐々に明らかになりつつある.
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バイオ超分子プラスチック新素材「ポリγグルタミン酸イオンコンプレックス」  /  芦内 誠

Page. 549 - 555 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
抗菌性と生分解性の両立を可能にする稀有のバイオ超分子プラスチック新素材「ポリγグルタミン酸イオンコンプレックス(PGAIC)」に焦点を当て,その構造的特徴や有益性の高い性能・機能等について詳解する.
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セミナー室

脂質の多様な構造特性と機能性  /  安部 真人, 岩田 隆幸

Page. 556 - 566 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
脂質分子には非常に多様な生理活性が認められ,それぞれに固有の化学構造を有している.本稿では,従来とは主客を入れ替え,化学構造を軸に脂質の機能を改めて整理することを試みた.
vol59_11

プロダクトイノベーション

高圧処理を応用した日本酒醸造技術の開発  /  重松 亨, 伊藤 満敏

Page. 567 - 576 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
日本酒の火入れ工程を高圧(静水圧)技術で代替することで,生酒特有の風味を残したまま保存性を向上させた発泡性にごり生酒「AWANAMA」を開発した。この試作品の開発の経緯ならびに国内外の展示会で市場調査を行った結果を紹介する.
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農芸化学@HighSchool

殺虫活性を示す微生物のスクリーニングとその利用法の提案  /  高橋 真衣

Page. 577 - 580 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
マラリアはハマダラカが媒介するマラリア原虫が引き起こす寄生虫病で,年間死者数は40万人に上る.私はマラリアの撲滅に貢献したいと考え,原虫を媒介するハマダラカの制御(ベクターコントロール)に利用可能な「殺虫活性を示す微生物」に着目した.本研究では,身の回りから細菌を採取して,蚊の幼虫を用いた殺虫活性評価試験の結果をもとにスクリーニングし,活性が認められた菌株の種を同定した.その結果,殺ボウフラ活性を示す細菌としてBacillus cereus, B. megaterium, Pseudomonas fluorescensおよびP. chlororaphisの4菌株を単離することができた.

追悼

山田康之先生を悼む  /  佐藤 文彦

Page. 581 - 582 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
京都大学名誉教授・奈良先端科学技術大学院大学名誉教授・学士院会員・文化勲章受章者・農芸化学会名誉会員の山田康之先生が2021(令和3)年8月15日ご逝去された.1931年(昭和6年)10月31日大阪府生まれ,89歳であった.

書評

木村 光(著)『発酵学の革命―マイヤーホッフと酒の旅』(京都大学学術出版会,2020年)  /  小林 達彦

Page. 583 - 583 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス
本書は,まさに福岡伸一氏が帯に書かれているように,「科学をほんとうに理解するための最良の方法は科学史を学ぶことである.

付録

和文誌編集委員  / 

Page. 0 - 0 (published date : 2021年11月1日)
概要原稿
リファレンス