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注目記事

フードシステムにおける光センシング  /  橋本 篤
光がむすぶスマートフードシステム
ゲノム編集技術による水産物育種の最前線  /  村上 悠
最近の動向と展望について
核-液胞接合部(NVJ)の新たな生理機能  /  船戸 耕一
環境ストレスに応答した液胞分裂の調節
旅する薬剤耐性アスペルギルス  /  豊留 孝仁
アゾール系抗真菌薬耐性アスペルギルスの出現・拡散に見る農学と医学のつながり
乳酸菌の産生する菌体外多糖の機能性とその応用  /  吉田 健太郎, 小栁 喬, 松﨑 千秋
食品・医薬産業へ利用可能な機能性
食品成分を介した免疫応答が及ぼす健康効果についての研究  /  近澤 未歩
内因性抗原を基軸とした免疫系と食との関わり
ミミズの多用途性と研究の展開  /  赤澤 真一
土壌改良から宿主開発まで
食の安全・安心に必要なベネフィットリスクコミュニケーションとは  /  種村 菜奈枝
情報の送り手と受け手のそれぞれの視点から考える
鶏胸肉の機能性表示  /  片倉 喜範
「はかた地どり」の成功例

化学と生物 Vol.62 (2024) No.6

全文PDF :
英文要旨および目次PDF :

巻頭言

「コントロールできないもの」  /  森 直樹

Page. 261 - 261 (published date : 2024年6月1日)
冒頭文
リファレンス
昭和・平成の時代,「正解はひとつ」を目指す日本の画一的な教育では,「世界的にずば抜けた人材は育ちにくい」と言われてきた.その真偽はともかく,ドジャースの大谷翔平選手は日本が産んだ「ずば抜けた人材」であることは間違いない.

今日の話題

フードシステムにおける光センシング  /  橋本 篤

Page. 262 - 264 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
「食」に関する社会的背景を鑑み,データ駆動型スマートフードシステムにおいて食品の特徴を科学的根拠に基づいた情報として結ぶ可能性を有し,かつICTとの親和性に優れた光センシング情報に着目した食品の品質評価手法について説明した.
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ゲノム編集技術による水産物育種の最前線  /  村上 悠

Page. 265 - 267 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
水産分野ではゲノム編集技術を魚類の育種に活用する研究が国内外で盛んに行われている.本稿では国内において流通に関する行政手続を経たゲノム編集魚や,筆者自身が取り組んできた品種開発の研究について解説する.
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核-液胞接合部(NVJ)の新たな生理機能  /  船戸 耕一

Page. 268 - 270 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
核-液胞接合部(nucleus-vacuole junction ; NVJ)は,核周囲に限定した小胞体(核周囲小胞体)膜と液胞膜が接触している領域である.最近,NVJがミクロオートファジーや脂肪滴の形成などいくつかの細胞内プロセスを調節することが明らかになってきた.本稿では,環境ストレスに応答した液胞分裂におけるNVJの役割について紹介する.
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旅する薬剤耐性アスペルギルス  /  豊留 孝仁

Page. 271 - 272 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
アゾール系抗真菌薬に耐性を獲得した病原真菌Aspergillus fumigatusが世界中に“旅”をしていき,問題となっている.この耐性獲得と菌株の拡散には農薬の利用や園芸用球根の国際的取引が背景にあると考えられている.この耐性獲得及び拡散について最近の知見を交えながら紹介していきたい.
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解説

乳酸菌の産生する菌体外多糖の機能性とその応用  /  吉田 健太郎, 小栁 喬, 松﨑 千秋

Page. 273 - 282 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
乳酸菌の産生する菌体外多糖の機能性に着目した製品開発が注目されている.本稿では,乳酸菌およびその菌体外多糖の分子レベルでの研究の発展により,目的の機能性にターゲットを絞ったクオリティーの高い製品開発が可能となるような,最近の研究を紹介したい.
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食品成分を介した免疫応答が及ぼす健康効果についての研究  /  近澤 未歩

Page. 283 - 290 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
自然免疫系は体内の不要物である内因性抗原の除去に重要であるが,この機構の調節による食品成分の機能性が明らかになりつつある.本稿では,主に免疫系分子と内因性抗原の相互作用に着目したこれまでの研究成果について解説する.
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ミミズの多用途性と研究の展開  /  赤澤 真一

Page. 291 - 298 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
ミミズは土壌改良・肥料生産に用いられているだけでなく,医薬品の材料としても研究開発が進んでいる.近年は,新規宿主開発や細胞を活用した新規毒性試験法等全く新しい研究も展開されており,本稿では従来のミミズ研究から最新研究まで解説する.
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バイオサイエンススコープ

食の安全・安心に必要なベネフィットリスクコミュニケーションとは  /  種村 菜奈枝

Page. 299 - 303 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
私たちの暮らしには,便利なモノが氾濫している.いかに「安全」なモノであったとしても生活者に対して「安心」をもたらすとは限らない.よって,新たなモノのバリューを伝えたい側とそれを受ける側の信頼とともに双方向のコミュニケーションが重要となる.
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プロダクトイノベーション

鶏胸肉の機能性表示  /  片倉 喜範

Page. 304 - 307 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
イミダゾールジペプチドの記憶機能改善効果をヒト試験により明らかにするとともに,その成果に基づき,産学官連携体制のもと,そのペプチドを高含有する「はかた地どり」胸肉の機能性表示の届出を行った.
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書評

ポリフェノールの科学 基礎化学から健康機能まで  /  夏目 みどり

Page. 308 - 308 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
ポリフェノールは,分子内にフェノール性の水酸基を複数個持つ物質の総称であり,植物が作る二次代謝産物である.

基礎環境化学 持続可能な社会を目指して  /  神尾 道也

Page. 309 - 309 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス
環境問題と言えば,古くは身近な公害問題であったが,近年は温暖化などの地球規模の問題が取り上げられるようになり,地球規模の環境保護と持続可能な人間活動のあり方が議論されるようになった.

付録

和文誌編集委員  / 

Page. 0 - 0 (published date : 2024年6月1日)
概要原稿
リファレンス